—– 現在はどんな勉強をされていますか?
コンピュータグラフィックスや画像処理を含む所属学科の専門科目以外に、個人的に興味のある建築や音楽などの教養科目も、なるべく広く授業を選択して勉強しています。
—– いま興味がある分野はありますか?
春学期の実験のなかでCGの作品を制作する機会があり、それをきっかけにCG分野に興味が沸いてきています。

—– 画像処理エキスパートで大臣賞受賞されましたが、受験しようと思ったきっかけは?
大学の授業内で、CG-ARTS検定のことを知りました。先に述べた実験の影響でCGに興味が沸いていたこともあり、この分野をより広く知るにはうってつけの検定だと思ったので、受験を決めました。
—– 画像処理エキスパートで大臣賞受賞されましたが、ご感想は?
受賞のメールをいただいたときは、ちょうど隣にいた友達と「本当かな?」と疑ってしまい
ました(笑)。その後、藤代先生からも私が受賞したことを教えていただき、あらためて「本当なんだ…」と実感しました。驚きましたが、とても嬉しかったです。
—– 試験勉強をしていて、この知識が役に立ったなとおもったことは?
CG-ARTSの参考書は私が受けている大学の授業でも教科書として使われているのですが、それが全体的にとても読みやすく、内容もまとまっていてわかりやすかったです。また、教科書をただ読むだけでなく、自分で実際に手を動かして(計算などをして)問題を解くことで、より理解が深まりました。
—– 試験勉強するにあたってどんな勉強をされましたか?
普段の大学の授業がとても役に立ったと感じています。また、教科書がわかりやすかったこともあり、試験勉強がスムーズに進んだので、助かりました。試験勉強法としては、空き時間にとにかく教科書を読み込みました。あとは問題集も解いて…。
藤代先生:彼に限らず、慶應の学生たちは試験勉強に慣れているところがあるので、はじめに教科書を購入してもらうと、すぐに読み込むので、“予習”になっている。そのあと授業を受けてもらって確かめて、検定試験を受けて“再確認”みたいな…。とてもいい好循環になっている気がしますね。
—– 今後はどんなことをしたいですか?
CG分野、特にセルルック調のアニメ表現について興味があるため、今後はより知識を深められたらと思っています。

■ 藤代先生へのインタビュー
—– 青野さんはどんな学生ですか?
研究室選びが3年生の早い時期から始まるのですが、彼からはその前からずっとCGをやりたいという希望を聞かせてもらっていました。情報工学のなかでもグラフィックスに専心したいという気持ちを早期から持っていた学生さんのひとりです。一生懸命試験対策をして受験し、大臣賞を受賞してくれたので、担当教員としてとても鼻が高いです。
—– 大学部門で慶應義塾大学 理工学部が大臣賞を受賞されましたが、ご感想は?
とてもありがたいです。Webページに積極的に成果を公開して、これから本学を受験しようと思ってくれている高校生たちがこれを見て、より一層増えるのでは、と期待しています。

インタビューにご協力いただいた先生
写真左手側:藤代 一成先生
(慶應義塾大学 理工学部情報工学科 教授・大学院理工学研究科開放環境科学専攻情報工学専修 主任教授)