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文部科学大臣賞 受賞インタビュー

画像処理をこれから勉強していくうえで問題も教科書もすごく役に立っています。

藤吉 零さん

—– 普段はどのような勉強をされていますか?

機械学習やプログラミングなどを勉強しています。最近楽しかったと思う授業は、Pythonでゲームを作る授業が楽しかったです。アンダーテールというゲームのボス戦を再現した作品を、2~3週間ほどで作りました。

—– 検定を受験するきっかけは?

ゼミで検定試験を受けるので、それがきっかけです。私が所属するゼミですと、主にディープラーニングを学習するので、授業で扱っていない範囲を検定の勉強を通して、全般的に学んでいます。

—– どのように勉強されましたか?

ゼミに配属された学生たちの勉強会のなかで勉強しています。勉強会は週に1回開かれています。自分たちで担当する教科書のページ(20ページくらい)をスライドでまとめて、発表する輪講があります。加えて、私は仲の良い4人くらいのグループで問題を解いて、お互いにわからないところを教えあったりして勉強していました。

—– 検定の勉強を通して、役に立っているところはありますか?

画像処理をこれから勉強していくうえで問題も教科書もすごく役に立っています。例えばパターン認識や、画像の符号化などは、検定の試験勉強をする中で、教科書を見て初めて知り、学ぶことができました。

—– 文部科学大臣賞を受賞したと聞いて、ご感想は?

試験を終えて、満点なんじゃないかなという手ごたえは感じていましたが、文部科学大臣賞をもらえると聞いて、すごくおどろきました!こういう賞を初めてもらえたので、とてもうれしかったです。父と母に伝えたら、とても喜んでくれました。

—– なぜ中部大学に入学されたのですか?

父の仕事をみていて、ディープラーニングに興味が沸きました。小学校の時に夏休みに大学の研究室にいって、画像処理を題材にした自由研究をやったりしていましたので、そういったことをきっかけに興味を持ったのだと思います。

—– 将来はどのようになりたいですか?

ディープラーニング・AIを使った職業に就きたいなと思っています。自分の研究テーマが「物体検出」なので、そういった研究を生かして、社会の役に立ちたいと思います。

■ 藤吉先生へインタビュー

—– 先生から見てどんな学生ですか?

課題とかきっちりやってくるし、勉強熱心だと思います。

—– 零さんの家での様子を教えてください

ゲームがすごく好きみたいで、家でよくゲーム(原神、スマブラなど)やっているのをみますね(笑)。

—– CG-ARTSの合格率部門(エキスパート)で受賞されていますが、藤吉先生は今後どんな人材を育成していきたいと考えていらっしゃいますか?

研究開発の方向に進みたいという学生を多く出したいと思っています。そうすることで自ずと問題解決する能力が身につくので、専門外になったとしても、役に立つと思っています。

インタビューにご協力いただいた先生
藤吉弘亘先生(中部大学 機械知覚&ロボティクスグループ 工学部 ロボット理工学科 教授 博士(工学))